英検にも子供向けの児童英検があるそうです。

今年2月、その受験者139人(6歳~12歳)を対象に行ったアンケートによると、「将来英語を使った仕事をしてみたい」と答えた子は56%に上り、「英語が必要と思う職業は」との質問に「スポーツ選手」と答えた子供が18%で最も多かったそうです。
この数字を見て感じるのは、スポーツ選手を夢見る子供は、英語に人一倍関心を持っているという事です。確かに、世界で活躍するスポーツ選手の多くは、レベルの差こそあれ、英語を話します。
英会話教材のCMにも出演するゴルフの石川遼選手は、外国人記者の質問にも英語で答えます。サッカー日本代表は、いわゆる海外組を中心に、英語以外の語学も堪能な選手が多く、キャプテンの長谷部誠選手はドイツ語、長友佑都選手はイタリア語が堪能。キーパーの川島永嗣選手はオランダ語やポルトガル語も話すそうです。

アメリカのように移民が大量に流入するわけでもなく、ヨーロッパのように外国と地続きでもない。外国語との接点が薄い環境が外国語の必要性を感じさせないのか、日本人の語学力の低さは昔から指摘されています。
その危機感から小学校でも英語の授業が必修になりましたが、いくら大人が英語を勉強しなさいと言っても、子供の心にはなかなか響きません。
これは語学だけの事ではないかもしれませんが、子供の学習意欲を刺激するなら、あんな風になりたいと思わせる仕事ぶりを、日頃から我々大人が子供に見せる事が大切なのかもしれません。