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“アグレッシブ”とは何か

『攻守に渡ってアグレッシブなサッカー』

求めるサッカーは何かという質問に対して、鈴木監督は必ずこう答える。

“アグレッシブ‐aggressive‐ ”とは“攻撃的・積極的”という意味。この言葉は前任の反町監督もよく口にした。「今のサッカーはどの監督もアグレッシブなサッカーという。だが、どこで攻めるか、どこでボールを奪うかによってアグレッシブの色が違う。」鈴木監督は、自身の求めるアグレッシブの色を続けて言った。「僕がやりたいのは前線で早くボールを奪って早く攻めること。もし後方でしか奪えなかった場合は、しっかりとつないで後ろの選手がボールを追い越して攻撃参加するサッカーをしたい。」

アグレッシブを表現する上で鈴木監督が重要視するのはパスだ。グアムキャンプ、大宮との練習試合。ボールは回るがDFもMFも横へのパスが多く、FWがハーフライン近くまで下がらざるを得ない状況が続いた。カウンター攻撃はほとんどなかった。45分×4本を戦って結果は1対2。しかし鈴木監督は、階段をひとつ上がったことを確信していた。「ボールを大切につなぐことを常に言っているので横パスが多くなった。これはつなぐことの意識付けが出来てきたということ。状況判断、ポジションニングの練習はこれから。」 また両サイドバックにはスピードのある海本幸治郎と鈴木慎吾を起用。「後ろの選手がボールを追い越して攻撃参加する」形が垣間見られた。

実践的なトレーニング中心の静岡キャンプもすでに1週間が経過。「ただつなぐだけではなくゴールまでの道のりを描く」(鈴木監督)サッカーが徐々に形になってきた。「攻めることが中心」という鈴木監督のアグレッシブなサッカー、その姿が露わになる時は近い。